箔押印刷ってなに?
具体的な例で言いますと、学生時代に先生が持ち歩いていた出席簿を想像して下さい。
出席簿の表紙の厚紙に、金色等の目立つ色で凹凸をつけて出席簿、と厳格に書かれていたのではないでしょうか?
箔押印刷は別名を「ホットスタンプ」
箔押印刷は別名を「ホットスタンプ」と呼びます。
印刷の製法としては銅版や亜鉛版といった材質の板を凸凹に加工して作成されるのですが、
そういった量産が出来ない印刷の性質上、使用される部分は限られてきます。
箔押印刷はこういう時に使う
あれこそが箔押印刷です。印刷の中でも、ひときわ目立つ、孤高の存在といえるでしょう。
箔押印刷はこうしたことから重要な書類にのみ利用されたり、
企業ではここぞの場面で目立たせて差別化を図らせたい、
という時に利用される傾向にあります。
これは箔押印刷が非常に目立つ印刷技術であることと同時に社名程度(おおむね10センチ程度)の
面積部分しか使うべきではない技法であること、
また印刷の性質上、広い面積かつ量産すべき書類にはなじみにくい面があるからです。
箔押印刷はとにかく目立つ
このように印刷物のエンブレムともいうべき箔押印刷ですが、材質を選ばないという長所があります。
このことを利用し、目立つ名入れカレンダーを作成したり、
ある商品に箔押印刷を用いて高級感を出す、という利用方法が一般的です。